仕事をしていると急に携帯電話が鳴りだした！

それは携帯に緊急地震速報が入ったから。
音が出ない設定にしてあってもこの場合は音が鳴る仕組みになっている。

ということで身構えたけど一向に揺れは来ず・・・。
震源を確認して見ると福島県ということがわかる。


多くの地域でも同様に出たのに揺れないという声があったようだ。
安全のために広範囲に緊急地震速報を出したんだろう。

こうなるとまた狼少年のようになってしまうとか、揺れないのに出すんじゃないとか、そういう事を
言われてしまうのかな？

でもいつ起こるか分からないんだよ！っていうメッセージになっていると思う。
そして今回初めて携帯で受信をした人が殆どだろうから良い経験になっただろう。


防災意識とは遠い彼方にあるものではなく、身近になければならないもの。
いつ地震が起こってもいいように時折思い出すようにもしもの時の事を考える癖をつけるのが大事。

仕事中になにやらグラグラッと揺れた。
おお〜地震だ、と。

すぐさまHi-netで震源をチェックした。
震源が秋田沖だった、なるほど揺れ方がゆっくりではなかったのはそれでか。

ちなみにHi-netはまだ揺れている段階で震源がわかる。
なので揺れてる状態で「震源は秋田沖ですね〜」と言った時のみんなの反応。
　　　↓
「はやっ！」

今朝、弘前の方で地震があった。

震源情報を見て知ったんだけど、ちと気になる。
本震（？）が1つとあとはHi-netで見ると小さな地震がポコポコと。
震源は岩木山の東側で震源の深さは10km。

これって…気になるなぁ。

朝鮮半島の付け根にある白頭山（はくとうさん）。

未だに現役の活火山であるこの山が中国の学者の予想で2014年頃に噴火するという。
それ以外の国（韓国や日本）の学者間でも数年以内に噴火する可能性が高いという
認識だそうだ。


白頭山は今から約1050年程前に噴火していて、その噴出物は日本の北東北地方に
広く分布している。

十和田a火山灰と呼ばれる西暦915年の十和田湖火山の噴出物のわずか数cm上位に
白頭山の火山灰が堆積している。

八甲田山の湿原で見たことがある、茶色い堆積物の中にそれはもう綺麗な2本の白く、
そして細い火山灰層が見えた。



さて、現時点で噴火するとどういうことが起きるか？

真っ先に考えられるのは先日のアイスランドでの火山噴火と同様に航路への影響。
国際便はおろか、国内便すら危うい事になる。

また風向き次第ではあるけれど日本列島にも広範囲にわたって火山灰が降ってくる。
過去に同じ事が起こっているわけだから。

農業のみならず工業にも影響は出る、火山灰によって喘息などの健康問題も起きる。
割と考えていないようなところまで影響が出てくることになる。


日本では鹿児島の方たち以外は火山灰は何かと厄介者だということを肌身に感じる
経験をしていない。
よって対策もされていなく後手後手になっていると言わざるを得ない。


ただ、白頭山だけではなく過去数万年単位で見たら国内にも破局的な噴火を起こし、
日本列島に広く火山灰を降り積もらせた火山があるということを見逃してはいけない。

やはり何かしらの対策は数年から数十年スパンで考えなければならないと思う。

27日に中米グアテマラのパカヤ火山が噴火。
2人が死亡し、1900人が避難しているという。

また28日には南米エクアドルのトゥングラウア火山が噴火した。
噴煙は一時、10kmまで上昇したそうだ。


東太平洋沿岸部も日本と同じく火山帯なので噴火はよくあるにしてもねえ…。
アイスランドにプラスしてこれらの火山灰が大気中にばら撒かれたわけで。

日射量への影響はどうなんだろう？
それが気候へ与える影響は？？？

Hi-netの震源データなんだけど、ここ7日間秋田県で全く地震が起こっていない。
う〜ん…かなり不自然ではないかい？？？

いや、機器の保守点検とかなのかなぁ…。
でも他県では震源データがちゃんと載ってるし。。。

なんでだろう、不思議だ…というか不気味だ…。

その後、影響を東欧にまで拡大中。
とりあえず小康状態ではあるものの、飛行機が飛べないという事態が継続中。

飛行機が飛べないのは視界が悪いのではなく、エンジンに巻き込んだ火山灰がエンジンを
破損する恐れがあるから。
それが主な理由だ。

2000年の三宅島の噴火では日本の担当官庁が航空機への影響を警戒せず、航路に関して
何も警報を出さなかった。
その結果、国外の航空会社の飛行機がエンジンに火山灰を巻き込みトラブルが発生した。
日本ではほぼこの事実は知られていない、『大人の事情』というヤツだ。


次なる影響は日射量、これになる。
1991年のピナツボ火山の噴火により大気中にバラ撒かれた火山灰は太陽光を減光した。
その結果として気温低下と異常気象、農産物の不作がセットで付いてくる。
長期的視野で見ると飛行機ごときで終わる話ではない。

霧島山が小噴火したらしい、少量の降灰があったとのこと。
ヘリで山頂の様子も観測したみたい。

昨日、お師匠さんとそろそろどっか噴かないと…なんて話をしてたらまあこれですか。（笑）
でも散発的な噴火はたびたびある山なんだけどね。

アイスランドのエイヤフィヤットラヨークトルで氷河の下にある火山が22日から噴火開始。
噴火の範囲は狭いながらも場合によっては周りの氷河を溶かして泥流を発生させる可能性も
あるということで住民は避難している模様。

海嶺の上にあるアイスランドではよくあることだけど、大規模に噴火が起こったら氷が解けて
大量の真水が海に流れることになるわけで。
そうなると深層海流の流れが狂って気候変動を起こすなんてことも無いとは言えない。
とはいえヒトの力でどうにかなるようなものでもないんだけどね。

土曜と日曜の地震をもうちょっと詳しく見てみた、するとそこそこ震源は離れている模様。
面白いのは土曜日の地震は太平洋プレートの下側で起きていること。
ちなみに日曜日の地震はプレートの上側で起きている。
モーメントテンソルの見方がわからないので細かいところがわからないのが悔しいけれど。。。

2つの地震を震央で見たら思ったよりも離れていた。
結局のところ関連性があるかどうかはわからないけど、まあないんだろうなという感じ。

地震学も勉強したら面白かったんだろうな…。
でも物理はやっぱりわからんなー。