用があり関東に出て来た。

そこで見たいものが国立科学博物館。
前にも見たんだけど、時間不足で全部見れなかった…だから見てないところを今回見てきた。

教科書で見るようなものが普通に置いてあるのがやっぱり凄い。
子供だけじゃなく大人でも楽しめる、ゆっくり見たら1日あっても全然足りない。

関東はこういうのがあるからいいよね、田舎にはないな〜。

電子ジャーナル、いわゆる学術雑誌のネット版の購読料が上がっているらしい。
普通こういったジャーナル（雑誌）はペーパーで配布するのがお決まりだけど、
冊子だけでなく、Webで（論文をPDFで置いて）公開していることが多い。

各大学や研究機関がそれぞれ購読料を支払って、論文をWebで見ることができる。
で、その購読料が上がっているという話。

これは確かに痛いだろうな…ただでさえ研究予算は削られてるだろうから。
自分も学生の時はWebで見てたな〜英語ばっかりで訳さないとサッパリわからな
かったけども（笑）
それにしても研究者には頭の痛い問題だね…。

エジプトのお話。

エジプトの考古学最高評議会という機関がいくつかの国を招いて、博物館に収蔵している
文化財の返還を求める会議を開催するそうだ。

これにはエジプトだけではなく、文化財を持ち出された他の国々も参加して、返還に関する
提言をまとめるとのこと。


冷静に考えてみれば昔の美術品、工芸品を略奪されたワケだからもっともな話。
日本が他国に占領されたのは第二次大戦の頃だからそういった略奪も少なくて済んだけど、
それより前の時代には占領された国や地域から宝物がどんどんと持ちだされた。
そりゃ返せよっていう話にもなる。

結果的にはどうなるかわからないけど、その宝物を返還してもらって、それできちんと
保管・展示する場所があるならば返還した方がいいよね。

もしもそういう適当な場所がないなら、所有権だけ返還して、現在の所蔵館で展示は続けつつ
入場料の数％もらうような感じで妥結するのが妥当かな。

マトモに文化財を保護できない場所であればただ返還するというのは危険。
保護と維持と展示ができてこその宝物なんだし。