朝鮮半島の付け根にある白頭山（はくとうさん）。

未だに現役の活火山であるこの山が中国の学者の予想で2014年頃に噴火するという。
それ以外の国（韓国や日本）の学者間でも数年以内に噴火する可能性が高いという
認識だそうだ。


白頭山は今から約1050年程前に噴火していて、その噴出物は日本の北東北地方に
広く分布している。

十和田a火山灰と呼ばれる西暦915年の十和田湖火山の噴出物のわずか数cm上位に
白頭山の火山灰が堆積している。

八甲田山の湿原で見たことがある、茶色い堆積物の中にそれはもう綺麗な2本の白く、
そして細い火山灰層が見えた。



さて、現時点で噴火するとどういうことが起きるか？

真っ先に考えられるのは先日のアイスランドでの火山噴火と同様に航路への影響。
国際便はおろか、国内便すら危うい事になる。

また風向き次第ではあるけれど日本列島にも広範囲にわたって火山灰が降ってくる。
過去に同じ事が起こっているわけだから。

農業のみならず工業にも影響は出る、火山灰によって喘息などの健康問題も起きる。
割と考えていないようなところまで影響が出てくることになる。


日本では鹿児島の方たち以外は火山灰は何かと厄介者だということを肌身に感じる
経験をしていない。
よって対策もされていなく後手後手になっていると言わざるを得ない。


ただ、白頭山だけではなく過去数万年単位で見たら国内にも破局的な噴火を起こし、
日本列島に広く火山灰を降り積もらせた火山があるということを見逃してはいけない。

やはり何かしらの対策は数年から数十年スパンで考えなければならないと思う。